Una carta personal.

zerosant blog

成長曲線

ソフトウェアエンジニアとしての成長速度が、日に日に逓減しているのを感じております。

駆け出しの頃は、前年との成長差分のみによって周囲に喜んでもらえていたと感じますし、私としても成長速度に満足していたのを記憶しています。

というのは、駆け出しの時分というのは努力が成長に直結しがちなところがあり、振り返ってみると投下した労力の分だけの成長を実感できていたといっても過言ではありません。

しかしエンジニアとして3年を経過し、徐々に成長速度に翳りがみえはじめているように思います。同じような悩みを持つ先輩エンジニアも少なくないようで、似たような体験談をよく耳にします。

初級から中級へのステップアップとはまた別の悩みが、中級から上級へのステップアップにはあるように感じます。まだ言語化できていない領域の話であるため噛み砕いて話すことはできませんが、いま私はそうした悩みを感ずる地点に立っています。

ところが私は、自身の成長速度といったところに関してはいささか鈍感な心を持っており、成長曲線を微分してその傾きを肴に盃を傾けるような趣向を持ち合わせていません。

どちらかというと成長曲線を常日頃から積分して感ずる性分であり、少しづつであっても日々積み上げてきたものが確認できればそれでよしとするような低いハードルを自ら設定してしまっているようです。それはある人から見れば、現状に満足していて仕方のないと評される恐れもあります。

潜在的なものが期待されていた時期は過ぎ、ここからはまた別の何かを求められているのだと感じております。