Una carta personal.

zerosant blog

13日の火曜日 - Martes y 13

今日は9月13日の火曜日です。

英語圏やドイツ、フランスなどでは、「13日の金曜日」は不吉な日とされています。イエス・キリスト磔刑にされたのが13日の金曜日であり、クリスチャンにとって忌むべき日であるという説1があるそうですが、忌み数の13と関係があるとの説2もあり、確固たる起源は定かではありません。

スペインでは、13 日の金曜日ではなく、13日の火曜日が不吉な日だとされています。13を不吉な数字とするところは英語圏と共通しておりますが、金曜日ではなく火曜日が災いをもたらす曜日であるといわれています。

破壊や死をイメージさせるローマの軍神マルテ(Marte)と火曜日(martes)が結びついたものであるという説もあれば、コンスタンティノープルが陥落したのが1453年の火曜日であり、キリスト教にとっての大打撃を受けた日であるためだという説もあります。英語圏における金曜日の例とおなじく、確かな起源はありません。

火曜日が縁起の悪い曜日だとされていることから、次のような諺をも生み出しています。

En martes, ni te cases ni te embarques.(火曜日には結婚も船出もするな)

火曜日はおとなしくして災禍に遭わないようにしろ、とにかく火曜日を避けろ、という意味で使われるそうです。

日本にもユニークな迷信が残されていますが、世界にも歴史や文化に応じたさまざまな迷信があるようです。こうした文化の側面をのぞき見ることも、言語を学ぶおもしろさのひとつであると感じます。